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【hige to deko】その「ギハー!!」って喘ぐのやめてよ!【前編】

  • 2023年2月17日
  • 2024年10月6日
  • 単品

「ギハー!!」とは

「ギハー!!」とは同人エロゲサークルhige to deko作品に頻出する女性の喘ぎ声です。

導入 hige to dekoと段階エロ

即落ち2コマみたいなノリのエロゲもいいけど。

 

やっぱりじっくり時間をかけて若い女の子をいじめ抜きたいよね!!

そんな総合病院のお局看護師のようなメンタリティをお持ち合わせのあなたは

hige to deko作品をプレイすることで人生が豊かになります。

 

 

hige to dekoは催眠洗脳監禁陵辱などを用いて女性を快楽堕ちさせるシチュエーションを得意とする同人エロゲサークルであり、その過程を徹底した段階エロで描くという特徴を持つことで有名です。

※段階エロ……拒絶→抵抗→受容→堕ちといったように、段階的にヒロインが堕ちていく過程を描くエロ表現方法のひとつ。

普通の作品であれば段階エロシーンの「刻み」は3段階。多くても5段階といったところですが

段階エロの申し子であるhige to dekoは

17段階に刻みます。

まあ、これは流石に極端な例なのですが7-9段階くらいであればかなりの頻度で用意してきてくれます。

段階を刻むことの恩恵は凄まじく、時間をかけてヒロインを堕とすネットリ感がこれでもかというくらいプレイヤーに伝わってきます。

加えて画力。立ち絵(会話シーンなどに用いられる、1枚絵ではない絵)にはややクセを感じるものの、肝心のエロシーンでは肌の独特な艶感が演出されており、ドチャクソ抜けます。

ヒロインが鬼に襲われたことを知らず安堵するクラスメイトに対して、

 

うーん、エロい。

 

あなたがhige to deko初心者であるならキリエの異界漂流記以降の作品をまずはプレイしてみてください。感動体験をお約束します

キリエの異界漂流記

 

 

というわけで紹介してきましたhige to deko作品。

めちゃくちゃ良いのでぜひ買ってね!!!

完。

 

本編 〜気づいたらもうおしまい〜

とはなりません。ここからが本題です。

ある日私はhige to deko作品の最新作ノロワレ島 ~ 噛まれたらもうおしまい ~ を元気にプレイしていました。

……ふぅ、いや〜、今作も良かったな。感想ブログでも見るか。

ポケモン新作の感想のようにノロワレ島の感想をSNSで共有できるような世界には、残念ながら我々はまだ到達していません。なので、自分のプレイ体験をシェアハピしたい人は必然的にブログへいざなわれるわけですね。

 

カチ……カチ……

……

…………

ん?

引用:同人ゲームが面白すぎて困る

「謎のヒゲデコ語「ギハーー」も多く出る」?

「ギハーー」?

生まれつき注意力散漫な上にチン○に血液を持っていかれ仕事を完全に放棄していた私の脳みそは全く気づきませんでした。

……

…………

まあ、エロテキストってかなり癖が出るしなあ。そういうのに敏感な人もいるよねww

能天気な私はその時は大して気にもとめませんでした。

その後に恐ろしい事態が待ち受けているとも知らずに。

 

それから数日後

 

さて、今日は異世界通信でシコろうかな〜

 

 

……シコシコ

……シコシコシコ

 

……シコシコシコシコシコ

 

……ピタッ

 

 

……なんか…

……なんか…

 

……なんか「ギハー」多くね?

 

気づいてしまいました。そして一度気づいてしまったらもうおしまいです。

もう気になって気になって仕方がありません

校長先生が文章の頭で必ず「えー、」と言っている事に気づいたときの感覚。

程なくして、私の前頭葉は次いつ「ギハー」が出てくるかという、ただその一点の思考に支配されてしましました。

「ギハー」「ギハー」「ギハー」「ギハー」「ギハー」「ギハー」「ギハー」「ギハー」「ギハー」「ギハー」「ギハー」「ギハー」「ギハー」「ギハー」「ギハー」「ギハー」「ギハー」

もうエロどころではない!!

このままでは、私は「ギハー」漬けの「ギハー」の傀儡。または「ギハー」パブロフの犬。いや、大「ギハー」帝国に税金を搾り取られる植民地と化してしまいます。

 

そんなのは……嫌だ!!!!

脱いでいたズボンを履き、

 

知的生産を行うためのユニフォームを羽織ります。

一介のエロゲ猿からMIT卒サイエンティストに素早く変わり身を果たした私は、冷静かつ客観的な分析を行い、その結果をもって「ギハー」の概念を再構築することを決心したのです。

分析編スタートです。

 

分析編 「ギハー」の初出はいつ?

「ギハー」がいつから、どのくらいの頻度で出ていたのか、その数は減少傾向なのか増加傾向なのか。

疑問は尽きないですが、ひとつずつ解き明かしていきましょう。

まず、「ギハー」の初出作品を突き止める必要があります。

全作購入させていただきました。

幸い直近3作品は購入済みだったため、残りの5作品を買いました。

結構な額になってしまいましたが、科学の発展に犠牲はつきもの。

サクサク行きましょう。

1作品目:– 魔姫の騎士 – (2013年)

– 魔姫の騎士 –

hige to dekoの処女作に当たる本作。

この世界観を表現したくて同人エロゲ界に殴り込んだんだな。と思わせる、短いながらも濃厚なストーリーと脇役まで設定が詰め込まれた魅力満載のキャラクターたちが印象的。

 

そして

やたら難度の高いタクティクスゲームが始まってしまう。

ムズすぎぃ!!!!!

すいません、これは無理っす。

10年前の2013年、発売当時の空気感。

当時も、世界観やキャラクターは素晴らしいが、とにかくむずすぎてエロまでたどり着かないと阿鼻叫喚の嵐。

私はどうしたかと言うと…

 

 

スキップ。

これが文明なんだね。

癇癪を起こした私たちを見かねて作者が追加アプデしてくれたマップスキップモードで全部飛ばしてストーリーだけを追うことに成功しました。hige to dekoさんごめんね。

最初の方はこっちの本格ゲーム+エロの方向で行く予定だったのでしょう。それくらい気合が入ったゲーム部分でした。

 

「ギハー」回数 0回

結論から言うと、1作品目には「ギハー」は出現しませんでした。

しかし、限りなく黒に近いグレーは多数。

惜しいですね。「ん」が挟まっている以上これはノーカウントです。ここは厳格に行きます。

しかし、これはかなり早い段階での出現に期待できそうですね。

画力も最新作と比較すると流石に発展途上と感じさせるものの、光による立体感の表現はこの時点でかなり上手い印象でしたね。

次回作に期待。

 

2作品目:– 魔姫の騎士2 –(2014年)

– 魔姫の騎士2 –

からの間髪をいれずに2作目

処女作、魔姫の騎士の正当後継タイトルが2作目として登場。前作の歴史背景をそのままに主人公をチェンジして始まる本作。

豊かなキャラクター、濃厚なシナリオがパワーアップして帰ってきたぞ!!!!

もちろんゲームもね!!!!!

ヴォエ!!!!!(嘔吐)

いやあ〜キツイっす。この敵の数を見るだけでげんなりしてしまいますね。

 

しかも、今回はマップスキップモードは無しエロが見たければ俺たちが作った渾身のゲームをクリアしてみな。との作者からの挑戦状。

まあそう言われても私はそう簡単には挑発に乗りません。迷わずEASYモードにして挑みます。

……

…………

ムズすぎて進みません。本当にありがとうございました。

なんというかこう、敵CPUが普通に頭脳プレーしてくるんですね。的確に私達の弱点を突いてくるのでむかつきますし、適当なプレイをしたらまじであっさり負けます。

本当に辛いのですが、これもサイエンティストとしての指名を全うし、私自身を呪いから解き放つために必要な通過儀礼。何よりそもそもの言い出しっぺは私です。

絶対に挫けません!!!!

 

「ギハー」回数 測定不能(多分0)

……

明朝……

3時間ほど時間とれねえか……?

日当は10万だそう

依頼は魔姫の騎士2のクリアだ。

 

すいません。鬼門と言われる17章で見事に詰みました。

誰か代わりにやってください。

というわけで正確な「ギハー」数の測定はできなかったのですが、大体のエロシーンは確認できており、今回もどうやらなさそうだったので0回という結論にしてしまいましょう。

 

ヤジもとんできていますが、私は止まりません。

常に自分のミスを棚上げして、走り続ける。それが私の生き様なのです。

 

3作品目:ペンション監禁事件:IWTP(2015年)

ペンション監禁事件:IWTP

3作品目はひょんなことからペンションに閉じ込められた男女5人をペンション管理人と悪魔のタッグが追い詰めて堕とすという監禁SLG

 

 

……耐えた〜w

どうやらゲーム性を一新してくれたようです。

また不条理タクティクスゲームをやらされてたら確実にこの記事はボツになっていました。

今回は流石にエロシーンを快適に確認できそうですね。

……

????????

謎ゲームが始まってしまいました。すべてが未知数で手探りで動かしていく必要があります。

仕様をめちゃくちゃざっくり説明するとペンション管理人とゴブリンを操作して5人の欲望値or絶望値を上昇させてペンション脱出を諦めさせるというものなのですが

やれることが妙に多い。

これはペンションに居る凛に西尾を付け、ダンジョンにいる祐介にゴブリンを付け、ミエールという魔法をかけようとしている図ですね。

はあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜(クソデカため息)

面白い。

 

いや違う。面白いんですが、今はその面白さはいらないんだ!!

早く全エロシーンを確認したい私。しかし、エロシーンを網羅するには、そのゲームのシステムを完全に理解しなければなりません

早く全回収したいのに、そうするためにはゲームのことを深く理解しなければならないというもどかしさ。

解き明かしてみればかなりシンプルな作りだったのでギリギリなんとかなりましたがこれ以上複雑にされたら無理です。勘弁してください。

 

「ギハー」回数 0回

肝心の「ギハー」は今回もでませんでした。

単に出なかっただけではなく、このあたりから段々エロテキストの味付けが変わっており、出る気配すらなくなってきています。

これはもうしばらく出そうにないなあと若干の絶望感を抱きつつも、まあせっかく買ったしエロは見ていこうかとプレイを進める私。

 

……

…………

エッッッッッッ

いや、急に画力上がりすぎでは?!??

肌の塗りなどの特徴は残しつつ、素人目にも明らかにうまくなっているのがわかります。

なんとも言えないテキストの勢いはこのときから健在。

他の作品の売れ行きと比較しても、もう少し売れて良いんじゃないかなと思わせるクオリティでした。

 

 

4作品目: アヤメの冒険記 ~師匠の本を求めて~(2016年)

アヤメの冒険記 ~師匠の本を求めて~

4作品目は待ちに待ったRPG。ついにヒロインをマップ上で動かすことができるようになりました。

ゲームのクオリティが全体的に底上げされ、このあたりからは素直に購入をオススメできます。

買って損はしません。

客観的な数字でみてもこのあたりで実力のジャンプが起きていることがわかります。

初めて販売数10000本を超えたのがこの作品。以降、ヒット作を連発している。

 

そして問題のゲームシステムもついに王道RPG仕様に変更してくれたことで、良い意味でひねりがなくなり安心してプレイできるようになっています。

実家のような安心感。サクサク高速プレイが可能です。

前触れ無く敵が理不尽な強さになって突然死するのが若干気になりましたが、それ以外に不満はありませんでした。

 

 

「ギハー」回数 0回

エッッッッッッッッッッッ

 

アヤメは最初は純真無垢な女の子なんですけど、山賊にレイプされたり、宗教団体の本部で信者の慰みものになったり、お金のために援交したりしてだんだんエッチになっていきます。

その徐々にエッチになっていく過程を描くのはもちろんhige to dekoのお家芸。結果めちゃくちゃエロい仕上がりになっています。ボリュームも申し分なく、売れるのも納得の仕上がりでした。

 

ちなみに「ギハー」は当然のようにありません。

出る気配がなさすぎるのでもうこの辺から普通にプレイしちゃいました。

一応申し訳程度に分析みたいなことをしておくと、中期の作品はえぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!や、おぁぁああああぁぁぁぁーーーーー!のようなセリフが多数出現するような気がします。しらんけど。

 

前半戦まとめ

なんと前半4作品は「ギハー」0回。これは困りました。

普通に作品自体が素晴らしいのでそのレビューでギリギリ間が持ったという感じですが、

初出作品を調べると言いながら魔姫の騎士2は最後までクリアできていませんし、サイエンティスト感はゼロ。若干の企画倒れ感があります。

……

…………

まあ切り替えていきましょう。

後半はきっと面白くなってくれるに違いない。まだ1文字も書いてないけど。

 

後半に続く。