みんな、チェス盤は持ったな!! 行くぞォ!!
導入
〜DLsite巡回中〜
私「……………………」カチ……カチ……
私「……………………!?」
お、お前は……!?
人柱さん!?
どうして……。わたしのPCにいる彼女は淫界で楽しく人柱をやっていたはずなのに……
こんな……まるで人間みたいな姿になってしまうなんて……
……
……
……あ、二次創作なのね。
健気で凛々しくてかわいくて、散々えっちで酷い目にあいまくったヒロインをもう一度ぐちゃぐちゃに尊厳破壊凌○したい!
2021年に発売された史上最『凶』のエロゲ「淫界人柱アラカ」
あの至高の名作に憧れて、完全二次創作が爆誕しました!!人間とか獣にもヤラれて欲しい! 出産させたい! NTR要素も欲しい!!
アラカちゃんかわいい!! かわいそうはかわいい!!!!健気で一途で、凛々しくてかわいくて、散々えっちで酷い目にあいまくったアラカちゃんを! もう一度ぐっちゃぐちゃに凌○しまくって尊厳の一欠片も残らないバッドエンドに落としたい!
同人エロゲの二次創作エロゲね……
ふ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん……
……
そんなことってあるんだ。
って感じですね。まあ確かに爆売れした同人誌の二次創作はいっぱいあるし、それと同じか。
同人エロゲもそれくらい盛り上がってきたということでしょう!
……そんな思いを目一杯込めて二年間がんばって作りました!
原作者公認二次創作・淫界探偵アラカ、是非プレイしてください!
しかも、原作者からの公認が出ている作品なので世界観や品質は担保されているっぽいし……
これは期待できるかもしれません!早速やっていきましょう!
えーと……どんな人が作っているのかな……?
ふーん……
ケンシスキーって人か……
どれどれ、他にどんな作品出しているのかな……?
……
告解 ~異種ボテロリシスター公開懺悔 逆吊出産~ へその緒絞首刑の秘跡
……
……
元剣術小町の高森紗夜ちゃん(両腕切断済リョナ風俗奴隷)に今まで受けた仕打ちを話してもらおう
……
………………………………。
……
……さてと……
ちょっと急用ができたので私はここで失礼します。
また来週!
完。
……
……
…………ま、まあそうは言ってられないから一応、Ci-enを見てみるか……
……………………………………。
………………………………………………………………………………………………???
(直接的なグロ表現はありません)……?
いや、誰が信じるんだよ!?その言葉!!
ヘッダーの子、腕がないんですけど!!!
……
……とまあ、雑にキレてみたわけですが
実は私、ミステリーとエロはかなり相性が良いんじゃないかと前々から睨んでました。
まあ、あんまりミステリー読まないんですけどね。でも東野圭吾の小説とか結構エロシーンが多かった気がします。高校生の頃、朝の読書会で勃起しながら読んでましたから。たぶんシリアスな雰囲気とエロがマッチするんだと思いますわこれ。
そういう経験もあるので、仮説を検証したいという気持ちがあります!!
それに加えて、何より……
私たちもなりたいじゃないですか、名探偵に。顎で使いたいじゃないですか、助手を。
というわけで一抹の不安は残りますが、今回はこの作品の謎を解き明かしていきたいと思います。
早速プレイしていきましょう!
本編スタートです。
本編
まずはあらすじ
土砂崩れで無くなったはずの村に閉じ込められた生存者たち
過去を求めて村に踏み込んだ記憶喪失の少年
彼らを襲う、異界と成り果てた村の異常――何もかもを解決するために、退魔師としてではなく探偵としてその異常に立ち向かう少女・伊早瀬アラカ。
明らかになっていくかつての村の姿、アラカと同じ姿をした『誰か』、忘却の奥で燻る慕情と恐怖。
そして、遂に襲い掛かる事件――アラカと少年は全ての謎に立ち向かい、この淫界と化しつつある村を『解決』することはできるのか――?
はい、というわけでね。
起きたらなぜか病院にいた私が謎の使命感に駆られて、ある村を調査しにいく話です。
なんで調査にいくのかは……よくわかりません。
しかし、やっぱり私がカッコいいからなのか……キャワワな女の子が旅についてきてくれます。初対面なのに!!
いや、こいつ絶対に私のこと好きだろ。
微妙にコアなマシンガンオカルトトークを繰り広げるお節介焼きの女の子とイチャイチャしながら歩いていると……
私が目指していた村に到着……!
したのも束の間……
どえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?!!!!!!?
なんか見たことある女の子が真っ昼間に四つん這いで散歩させられている上に……
出産ショーを始めている!!
◯ラ◯「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
いや、「ぎゃあああああああああああああ!!」はこっちのセリフだ!!
どういうこと!?
ダンプカーのように突っ込んできて去っていったエロシーン。のちに出現する選択肢。
はあ……なんか開始10分なのに、どっと疲れたな……
やっぱりこのまま話を進めるのは怖いし……
一旦、諦めるか……
……
……
……
3年後……
はー、やれやれ……
やっぱり私のこと好きだったのかよ!この女!
わたし、また何かやっちゃいました?
あの惨劇をなかったことにした私とヨミは無事恋仲になることに成功!
↓あの惨劇
ここまで登場したヒロインは2人だけど……
どちらを伴侶にすべきかは残念ながら明らか!!
しゃーねーな、一生一緒にいてやんよ!!
みんなここまで読んでくれてありがとう!私、ヨミさんと幸せになります!!
完。
んなわけねえだろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
いや、ね?私としては本当にさっきのENDで良かったんですけど、どうやらこれで終わりとはならないようで、物語は再開。ループものの様相を呈してきました。
今度はヨミと出会ってない世界線のようで、一人で村に向かうことになる私。
なんで?私のヨミはどこに行った?
……
……
!!?!??!?!!!??!?!?!!?!!!!!!!!!!!!!?
どええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!???!!!?
ヨ、ヨミイイイイイイイイ!?!!!?
あんまりな再会!なんと今度は私のフィアンセがいくらなんでもひどすぎる姿に!!
なんだよ……これ……
なんだよこれ!!
???「被害者は女性、死因はショック死。殺害は30分以上の時間がかかる方法であると思われるが、彼女は約1時間前に壁越しに複数の村人と声を掛け合って無事を確認されている。」
は、はあ!!!?お前、頭大丈夫か?どうみても人間の所業じゃねえだろ。人間にこんなひどい発想ができるわけないから。
…………
お、お前は……!
負けヒロイン!!……じゃない!
アラカ!!
「犯人は———この中にいる!!」
ルール説明!
はい、探偵と容疑者が出揃ったところで、改めてこのゲームのルール説明!
このゲームのルール、プレイヤーである「私」の目標を一言で言うならば!
オカルトが支配しつつある村で、
明らかにバケモンの仕業で発生した現象を「人間とトリック」で説明してみせること!
あなた「?????なんで?なんのために?」
私「………………」
そうしなければいけない理由は話しだすと長くなるので割愛しますが、
オカルトの存在を許容すると、アラカを筆頭とした主人公御一行がひどい目に合ってしまう状況にあると考えてください!
難しく考える必要はありません!我々がやるべきことはシンプル!
オカルトが支配しつつあるこの村で起こった怪奇現象を人間が実行可能な手法で説明すること!
たとえ、明らかに密室で異形の怪物に襲われたようにしか見えない事件が起きたとしても、「ワイヤー仕掛け」のような“人間とトリック”で説明し、関係者を納得させること!
OK?ここまで理解できましたか?
あなた「でもなんかそれって……要はトリックをでっち上げるってことだよね?真理解明の推理じゃないよね?」
私「…………」
あなた「なんか思ってたのと違うなぁ……辞めよっかな……助手。」
私「…………」
黙れ!!
賽は投げられた!最後までお付き合いいただく!言っとくが探偵助手風情が労基に駆け込めるなどと思うてくれるな!
事件発生!
ほら、話していたら早速事件が発生しましたよ!!
ロリ巨乳が
よくわからん触手みたいな怪物に食われました!!
当然これは怪異による犯行、完全なるオカルト現象なのですが、前述の通り私たちがオカルトと認めてしまうとアラカを筆頭とするヒロインたちがとにかくひどい目にあってしまいます!
なので私たちはこれらの事象を人間が可能な手段で……
繰り返しになりますが「人間とトリック」で説明しなければなりません!!
さあ、なんだか盛り上がってきましたね!ここが腕の見せどころ!早速やってみましょう!!
……………………。
……………………。
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……………………
考えること多すぎワロタ。
おい、普通に推理むずくて間違えるから!!
これってひとつでもミスったら推理失敗になるの?だとしたら一生たどり着けないんですけど!!
あなた「まあADVゲームの宿命だよね。面倒ではあるけど選択肢ごとにセーブとって、分岐を網羅するしかないよ。」
……
……
……
……駄目だ……。
あなた「え?……JDくん、何か言った?」
私「……全然駄目だな。」
セーブデータ?
分岐を網羅?
マジで何言ってんだ?
人生は一度きり。「セーブデータを使ってやり直し」なんて最大のオカルト、私は絶対に認めない!!
私はここでチェス盤をひっくり返す!!
考えるべきは
作者は作り込んだトリックをプレイヤーにぶつけたい!
ただしその一方で、難解にしすぎることでプレイヤーにうーうー言われる(理不尽な低評価を受けること)のは避けたい!
であるならば!
「トリック自体は難解だったとしても謎解きの選択肢は“シンプルな法則”に基づいて用意されている!」
もっと言うならば!!
「答えは“始める前から”見えるところに用意されている!」