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『ゲーミングちんぽ華道部の稽古』を極めるために華道教室に行ってみた結果www

  • 2023年7月13日
  • 2024年10月6日
  • 単品

遊びじゃねえんだぞ!

導入:このゲームおぼえていますか?(本編まで1分)

 

怒らないから正直に言ってください。

 

あなた、この記事見るまで『ゲーミングちんぽ華道部の稽古』のこと完全に忘れてましたよね?

ダメですよ!そんなコンテンツを片っ端から消費してポイするような生き方をしていては!!

もっと丁寧な暮らしをしてください!

 

……

 

え?そもそもこのゲームを知らない?

いや、それはないでしょう。

画像生成AI黎明期の象徴、『ゲーミングちんぽ華道部』のゲーム化作品ですよ?

ゲーム化された時、誰もが

「その手があったかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

とハンケチを噛んだじゃないですか!

 

……

 

……

 

……まあ、

私も体験版しかやってないんですけどね。

……

 

いや、だって…………ねぇ?

流石に無理ですよ?

出オチの可能性が極めて高いゲームに1500円払うのは!

言葉選ばずに言わせてもらいますけど!!

かなりの確率で金ドブになるでしょ、このパターンのゲームは!

いや、あくまで使用用途によるとは思いますけどね!?ヌキにはどうやら使えなさそうじゃないですか!

であるならば、せめてネタとして昇華できる場所がないと!じゃないと買いませんよ!

 

……

 

……

 

……

 

……

 

……

 

あ、よかったぁ(泣)

ネタとして昇華できる場所、作ってたんだったぁ(泣)

 

……というわけで、

買わない理由を完全に封じられたので早速製品版を攻略していきましょうか。

本編スタートです。

本編

このゲーム、遊び方は簡単!

 

七色に光るチンポを

 

 

手で、

 

口で、

 

そしてあまり大きな声では言えないところで!

 

たまに水もやりながら……

大きくしてあげましょう!

 

そして、ちょうど良いなと思った頃合いで

剣山に刺す!!

これを繰り返して……

 

……

 

じゃーん!

完成です。

なかなかエポックな作品ができましたね。

 

簡単でしょ?

 

どういう風に遊ぶのかはあなたの自由ですので好きなようにゲーミングチンポと戯れてみてください!

 

 

それでは皆さん良いゲーミングチンポライフを!

また来週〜〜〜!!

完。

 

 

……

 

……

 

……

 

……

 

……?

 

 

なに?この点数?

なんかマイナスとかつけられちゃっているんですけど……

 

……

 

……

 

……

これってもしかして……

この作品が何かしらの理由でマイナス評価されてる……ってコト!?

……

 

……

 

……

 

はぁ?

非常に不愉快です。

こっちは気分良く砂山でお城作っていただけなのに、急にシュバってきて採点されたんですけど!

私の芸術に勝手に点数つけてくるんじゃねぇ!!

 

著しく気分を害しました!

 

もう二度とこのゲームやりません!

 

……

 

……

 

……

 

……

とはいいつつも、点数をつけられたらついついそこから1点でも上げたくなるのが人間のサガ。

どうやったら点数が上がるのか気になってきました。

ちょっと試行錯誤してみましょうか。

……

 

……

 

……

 

……うーん、

 

ダメだ。

なかなか点数があがりません。

そもそもどうやってチンポを変形させるのかもよくわかりません。

ちょっと自分の発想だけでは難しそうですね……

仕方ない……

こうなったら……

 

……

 

素人さん「攻略サイト見るか」

私「華道教室の予約するか」

 

 

私「ここか……」

6月某日……

華道の教室として指定されたのはめちゃくちゃ普通の民家でした。

予約の時間の5分前、玄関前に到着。

ちょっと緊張してきましたね。

 

……

 

……

 

……よし!

意を決してチャイムを鳴らします。

ピンポーン

 

先生「あっ、こんにちは〜」

注:イメージです。

歳は……60歳程度でしょうか。

品が良く、柔和な印象の女性が出迎えてくれました。

まず、ここでほっと一安心。やばそうな人ではなさそうです。

細木数子に着物着せたみたいな人が出てきたらどうしようかと内心ヒヤヒヤしていました。

 

 

 

先生「あら〜お若いわねぇ〜、さ、上がってください。」

私「えへへ、お邪魔します……」

開口一番に若さを指摘され、非常に気分が良いです。

最近若いといわれる回数がメッキリ減りましたからね。心の乾きが癒やされます。

玄関で靴を脱ぎ、居間に入っていく私。

 

……

 

……

 

先生「ここでやります。どうぞ座って下さい。」

私「あ、はい。」

……

いや、普通に生活感あるな……

通された部屋はリビング。明らかにここで生活していることが分かる普通の部屋です。しかも洋室。

てっきり畳しかない和室とかに通されると思っていた私はやや拍子抜けしました。

まあ気楽で助かるんですけどね。

……

 

……

 

先生「で、今日はどういった理由で来られたのですか?」

私「あ、ちょっと華道を勉強したいな〜〜って、思いまして……」

先生「ほお、それはまたどうして?」

 

ドキィ……!

予想していた質問ですし、前もって霞が関の官僚に答弁を用意させてはいたのですが最短ルートで突いてきました。

やはり、華道教室の先生からしても私は明らかに異質な存在なのでしょう。

 

……

私「実は〜w『ゲーミングチンポ華道部の稽古』がぁ〜w『JDの同人ゲーム布教』って言うんですけど〜w」

先生「!?」

先生「ピポパ もしもし、警察ですか?」

私「!?」

……

 

バカ正直に切り込んでいったらこうなることは火を見るよりも明らかなので、用意していたカンペを読み上げます。

私「実は私……『物書き』をしておりまして……その『仕事』の都合で……」

ものは言いようとはこのこと!!その実はエロゲブロガーに過ぎないにも関わらず、『物書き』『仕事』というワードにすり替える卑劣極まりない行為!!

良心は傷まないのでしょうか?!!!??

 

……

 

……

 

先生「ああ〜なるほど〜〜」

オーディエンスからはするどいヤジが飛んできましたが、どうやら先生には納得していただけたようです。作戦は成功。難を逃れました。

今度は私の方から会話を切り出し、主導権を握り返します。もう私に都合の悪い質問はさせません。

 

私「やっぱり、この年代の男性が華道体験に来るというのは珍しいんですか?」

先生「うん、結構少ないね。でも男性も最近かなり増えてきてる。」

私「へー」

 

これは少し意外でした。男性の間で花が流行るなどということがあるのでしょうか?

「そいつら全員女目当てですよ。」

……と、喉まで出かかった言葉をギリギリで飲み込み、素直に返答します。

 

私「意外ですね。男性が増えているのって何か理由があったりするんですか?」

先生「ん〜、これといった理由は思いつかないけど、このご時世やから性別の垣根がなくなってきてるんかもねぇ。あと、やっぱり男性の方が上に行きやすいってのはあると思う。」

私「上?」

先生「うん、お花の講師……家元になるためには試験をうけんといかんのよ。最初は研究員から始まって助教授、准教授、教授、名誉教授みたいな感じで上がっていくんやけど、その昇級試験を受けられるのは55歳まで。女の人はどうしても一回家庭に入る期間があったりするから男の人の方がやっぱり上に行きやすいんよね。」

……なるほど、ガチガチの階級制度なのですね。そして華の世界も結局のところ家庭を顧みずフルコミットできる男性の方が強くなりやすいとのこと。勝手なイメージで女社会かと思っていたのですが意外とそうでもないのでしょうか。

 

 

先生「で、最近は中国人が多い。ここの系列の専門学校があるんやけど、そこの生徒さんの1/3は中国人。」

私「へー、すごいですね。」

先生「うん、すごい。勢いが。今中国でブームになっとる。私も専門学校に勉強行ってるんだけど、隣に若い綺麗な子がおるから、あなたとどこなの。って言うたら、中国ですって。新婚旅行兼ねてきてますって。で、仕事は。って言うたら、あのー、 花の先生です。って。向こう(中国)では花で食べれてるの?って聞いたら、もう十分に食べれますって。向こうではいまブームですって。もう抜かされる勢い。」

私「ほえー」

これまた意外でした。まさか中国で華道が流行っているとは。しかも向こうの華道講師はかなり羽振りの良い暮らしをしているそう。確かに、中国はなにかに集中し始めると数の暴力で一気に世界レベルになるイメージがありますね。日本サイドが焦りを抱くのも無理からぬ話でしょう。

……

……しかし、私はそんなことよりも気になったことがありました。

 

私「専門学校…ってなんですか?そんなにここ大きな流派なんですか?」

先生「うん、600年以上の歴史があってね。いろんな流派があるけど、ここが1番大きくて古い」

私「ええ!?そうなんですか?」

 

なんということでしょう。

適当にネット予約した教室が日本最古かつ最大の流派とは。

 

……

 

先生「こないだあった広島サミットのお花もウチの流派が担当しているから」

私「」

嘘だろ?

後ほど調べたらそれはそれは立派なお花が。

素人でも分かるこのオーラ。

 

……

 

私……

私、とんでもないところに来てしまったのでは……?

冷や汗が出てきました。

どうしましょう。今からでも帰るべきでしょうか。

 

……

 

しかし、逡巡しているうちに先生はお花の準備を済ませてしまいました。

少し遅かったようです。

 

……

 

仕方ありません。

せめて目の前の華道に真摯に取り組みましょう。それが私にできる唯一のことです。

 

ドン!!

あ、なんかこれ見たことある。

これあれですよね?お花を刺す土台みたいなやつですよね?

さらに用意されたのは4種類の草木と花。意外と地味めなものが多く本数も少ないです。。

私「意外と種類少ないんですね。」

先生「今回は体験ということもあるからね。まあただ、体験とかじゃなくても華道はそんなにやたらめったら花を沢山使ったりはしないのよ。フラワーアレンジメントとは違うからね。基本的に「引き算の美学」なんです。」

 

おお。

なんだか華道の本質っぽい話が飛び出ました。

 

私「なるほど確かに、華道の作品って旅館とかの掛け軸のとなりに飾られている比較的地味というか大人しい印象ですもんね。」

先生「そうそう、陰と陽とかの概念もあってね、旅館で言うと光が入ってくる角度や客人にもっとも美しく見える角度が大事で〜〜〜〜〜ウチの流派では6:4で陰を多めに〜〜〜〜陰と陽ってのは枝葉の裏を陰・表を陽として〜〜〜〜〜(ry」

私「ほえ〜。」

なるほどわからん。でも、めちゃくちゃ奥深い世界だということはヒシヒシと伝わってきます。

そうやって話しているうちに準備が整いました。

 

 

先生「じゃ、まずはこれから刺していきましょうか。」

私「なんすか?これ?」

先生「トクサ。」

いや、そのトクサがわからんのだが。

小さい竹みたいなものを渡されました。

 

先生「好きなように刺してみて。」

私「好きなように……?」

……と言われてもなあ。

真っ白のキャンバスを渡され、「好きな絵を描け」と言われて、直ちに何かをスラスラ描き始められるなら私の人生はもっと苦労が少なかったでしょう。残念ながらそんな創造力は持ち合わせていません。

……

流石になにかとっかかりがないと1歩目が踏み出せないので、素直に助けを求めることにします。

 

私「すいません。まったく思いつかないので何パターンか出してもらっていいですか?」

先生「そうやねえ……たとえば立てて置いたり、横に流れるように垂らしてみたり……あとは三角形にしてみたりするのが定番のパターンやったりするよ。」

私「三角形?」

三角形っていうと……

……

……

私「こんな感じっすか?」

先生「そうそう、そんな感じでドンドン刺していって。」

これアリなんだ。華道ってやつぁ想像より自由なのかも知れねぇな……

先生「ちなみにだけど」

私「?」

先生「1個三角にしたらあとのトクサも全部三角にしないとダメ。一貫性がないように見えてしまうから」

私「なるほど」

 

……

 

……

 

いや、そのルール先言えよ!!!

どうすんだよ!こっから!!三角縛りかよ!

 

……

 

……仕方ありません。

適当に刺していきます。

芸術はズブの素人なんですがアレですよね?高さとか奥行きを出せば迫力でますよね?

 

私「これ、超でっかい三角作りたい時はどうすればいいですか?」

先生「そんときはこれ使って。トクサの中に針金を通してあげる。」

私「ほえー、そういうのもアリなんですね。」

先生「なんでもアリよ。広島サミットのお花も中に何本もビス通して理想の形に曲げてるから。」

なるほど。なぜか先入観でそういう飛び道具はナシかと思っていました。

 

……

 

……

 

トクサをすべて刺し終えます。

私「……どうすか?」

先生「あら、とっても素晴らしい!!次の花いきましょう!」

……

 

……

 

ホントぉ?

もう、この時点で引き算の美学とは真逆のように思えるのですが……

続けてオレンジ色のガーベラという花と赤いバラみたいな花を渡されました。

ガーベラ。

やっと花か。

私「なんか花刺す時に意識するポイントとかありますか?」

先生「うーん、この作品はトクサの主張が強いから、お花はサポートする感じで置いたほうが良いね。作品の主役と脇役を何にするかは常に意識したほうが良い。」

私「なるほど……。」

 

……

 

……

 

いや、やっぱり三角形やりすぎなんじゃねーか!!

途中で止めてくれよ!!

心の中で叫びながら黙々とお花を刺していきます。

 

……

 

私「できました。」

先生「おお〜〜〜〜!!とても素晴らしい!!」

そんでこの先生、さっきから「素晴らしい」しか言わないな。

 

先生「最後にこの葉っぱを下に添えてまとまりを作ってあげましょう。」

私「はい。」

笹の葉っぽい何かを渡されました。

なんだこれ?

こんな地味な葉っぱ下の方に敷いて意味あるのかな……?

……

 

……ん?

 

……あら!

なんと下の方を葉っぱで隠すことで作品全体がまとまってきました!

なるほど、これは発見です。

地味なように見える素材もそれぞれちゃんと役目があるんだなぁ……とそれっぽいことを考えながらさらに作業すること数分…

 

……

 

……

 

できました!

完成!!

私「……どうですか?」

先生「…………」

 

……

 

……

 

先生「とっても素晴らしい!!素晴らしいわ!あなた!」

なんと先生、べた褒め。

どうやら初心者にしては良いものを作れたようです。

 

先生「あなた本当に初めて?センスが素晴らしいわ。」

私「いやあ、ホントですか?ありがとうございます。」

ひたすら再現性のないセンスを褒められる私。

ごめん、先生、それもう作り方わかんないんだ……。

 

……

 

とはいえ、流石にここまで褒められると悪い気はしません。機嫌も良くなります。

なんかごめんなさいね、センスの塊で。

 

先生「いやあ、本当に素晴らしいセンス。」

私「……」

 

先生「あなたなら、良い男性師範になれるわ。」

私「……」

 

……

 

私「!?」

 

出たわね。

もう!!やっぱり「それ」が目的で褒めていたんですね!!

そんなに早くフラグ回収しなくてもいいじゃないですか!!

あとちょっとだけ良い気分にさせてくださいよ!!

 

 

あくまで「体験」だと念押ししていたはずなのですが強烈な勧誘が始まりました。

懐からなにか2つのものを取り出します。や、やめて……!

先生「これ、展覧会あるから来て。無料で見れるから。」

私「あ、……はい。」

まず、渡されたのは花の展覧会の無料招待券。

まあこれは嬉しいです。意外と花は楽しかったですし、気分が向いたら行く可能性があります。

 

 

先生「そして、これ月謝袋ね。次回20日だから。」

私「え……?」

……

 

……

 

……

 

皆さん、すいません。

 

 

私、エロゲブログやめて華道に専念します!!

 

 

さようなら!

完。

……とはさすがにならず、丁重にお断りして家路につきました。

 

……

 

……

いやーそれにしても、

めちゃくちゃ楽しかったですね!

なかなか自分が向き合ってこなかった世界なので非常に新鮮でした。

それに当初の目的通り、良い作品の要素もある程度知ることができました。

これならできそうです。

『ゲーミングチンポ華道部の稽古』でハイスコアを出すことも!

 

学んだことを想起します……

 

陰と陽……

 

引き算……

 

対比……

 

……うん、

……うん、やれる!!これならできる!

完全にイメージが固まりました。

ゲーミングチンポ華道部プレイヤーは数多くいると思いますが、本物の華道に触れたのはおそらく私だけでしょう。であるならば、現在私は完全にライバルを出し抜いている状態といえます。

 

……

 

……フッ、

 

 

見せてやろうじゃないですか。

 

いまだかつて見たことのないハイスコアを。

 

「王の華道」ってやつを……!!

行くぜええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

……

 

……

 

……

 

……?

 

 

 

 

 

……

 

 

……なんだ?

 

 

…………なんなんだ、この『機関車』は?

 

 

…………どういうことだこれ、何がどうなってやがる……!

 

 

こんなの教室では教わらなかったぞ……!

 

 

……

 

……

 

……落ち着け、

こんな精神状態では良い作品なんかできっこない、落ち着くんだ……

 

……

 

よし……大丈夫……

なんてことはない。

キャラクターが機関車になっただけだ。

基本に忠実に……

ちんぽを大きくすることだけに集中しろ……!

 

 

……

…………

……

…………

 

……

 

(足……?)

(機関車なのに?)

 

……

 

 

……

 

 

……

 

 

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機関車「ああっんああっっああっ……(喘ぎ声)」

私「??????」

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……

 

……

 

……

 

 

ピポパ…PRRRRR……

あ、すいません。先生。

この間はお断りしてしまったんですけど……

もう一度、華道の勉強させていただくことってできますか?

 

完。