ほぼエロゲとの情報を得たのでやっていきます。
導入
突然ですが私、女性不信なんです.
だからすごく苦手なんですよ。
こんな感じのお店が。

勝手な妄想かもしれませんけどね、セックスをちらつかせて男から無限にお金を巻き上げる悪魔の商売だと思っています。
だってやってることって要はこういうことですよね。
虐待ですよ?家畜だったら。
……
……
話変わりますけど、
昨日もね、仕事でとんでもないミスをしてクビになってもう自殺しよっかなぁって道を歩いていた私に……
気をつかって話しかけてくれた優しい子がいたんですよ。
あ、すごい優しい……こんな何もかもダメな私に優しくしてくれるなんて…………
おっぱい大きいし……好きになりそう………………というか好き……!LINE教えて……!って思ってたら……
キャバのキャッチでした。
ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ルァ!!ゴルァ!!!
な〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜にが、「バニー」ガーデンだよ!!!!!!
「ヘビ」じゃねえか……!てめえら……!
うさぎのようにか弱く無抵抗な私達を冷徹な表情で丸呑みするヘビ……!
……
……
ちょうどいいですわ……
仕事もクビになってヒマになったことだし……覆面捜査員になって……
このいかがわしすぎる店を風営法違反かなにかで摘発してやります。
早速いきましょう。バトルスタートです。
本編
初来店
摘発には証拠が必要……ということで来店。
花奈「あ、疲れた顔してたお客さん。来てくれたんだ!」
ああ、きたぜ……
お前をブタ箱にぶち込むためにな……!!
じゃあ、2人の出会いにかんぱ〜〜い!
…………
…………
……………………?
え?
一口しか飲んでいないグラスが忽然と消え失せました。
え、きみ……さっきまで持っていたお酒は……?まだ全部飲みきってないよね?
……
……
……え?まさか……
そっち側のカウンター下にこれある?
谷間にミスディレクションさせて、ほとんどの人が気づかないかもしれないけど私の目はごまかせへんよ?!
……まあ、いいや。
もともとこんな店にいる女なんざ信用してねぇ……
やるかやられるか。そういう戦いだったことを思い出させてくれました。
こいつも私からいくらむしり取れるかでワクワクが止まってないようですから。

良い戦いができそうですね。ボルテージ上がってきました。
とはいえ、さすがに空気がピリついてきたのでまずはお互いに自己紹介でもして場を和ませましょう。
私の名前は乾田杯人。君たちを地獄に叩き落とす予定だから忘れられない名前になると思う。無理して覚えようとする必要はないよ。
そっちは花奈ちゃんって言うんだ。よろしくね。
せっかく来たんだし、少しお話でもしよっか。
実はね……私、仕事でやばいミスしてクビになっちゃったんだ。うん、ちょっと社会生活キツめのADHD。こんどお医者さんの所にいって診断書もらう予定。
花奈「あー……それは大変だったね。」
花奈「私が同じ立場ならご飯も喉を通らないくらい落ち込むかも……。想像しかできないけど、とてもショックだよね。」
花奈「私、杯人くんが少しでも早く立ち直れるようにたくさんがんばっちゃうから!」
……
……
……あれ?
こいつもしかして…………
意外と良いやつなのか……??
私、とんでもない思い違いをしちゃってたかもしれません……。
手負いの獣がすべてのものを敵だと思いこむように、私も失業のショックで気が立っていたのでしょう。手を差し伸べてくれた花奈のことを過剰に疑っちゃってました。
おそらく彼女は本当にただ私を勇気づけたかったんです。そんな素直で素敵な心をもった彼女に私はとんでもない偏見をもって接しちゃっていました。
花奈、ごめん。私あなたのこと勘違いしてたよ……。
せめて残りの時間……いっしょに楽しもうね……。
……
……
花奈「あーあ、杯人くんと一緒だと時間がたつのあっという間だな……。杯人くん、もう少しお酒飲めたりする?」
は?
……いや、……は?
いいいいいいいや、まだ、来て1分くらいしか経ってないんですけど……
!?
えええええええええええ延長3000円!!?
時給18万円!?うせやろ!?
……
……
……私がバカでした。
下唇を噛み締めながら延長を選択。甘いカシオレを飲んでいたはずなのになぜか血の苦味が口の中に広がります。
花奈「ありがとう!もう帰っちゃうのかと思ったよ。」
…………いや、こちらこそありがとう。
あと少しで私は使命を忘れて君に恋してしまうところだった。
その後も二言三言交わしただけで再延長料金を取られ、数分の滞在で18500円。
お見送りに追加料金を取られなかったことが不幸中の幸いか。
ふざけた店だぜ……
もう通報するには十分な証拠を手に入れた気がします……が……
ま、まだ花奈は本当に良い子の可能性があります。
念の為、もう何回か行っとくか……
来店2回目
調査継続中。通報に向けてさらに有力な情報を握りにいきます。
花奈「そうそう。確かお知り合いのお仕事を手伝ってるんだよね?ほら、そんなことまで覚えてるんだよ?間違いなく杯人くんだ!」
なんと花奈は私のことを覚えてくれていました。
そうそう、杯人!知り合いの仕事を手伝っているけど、そこでもADHD発揮しすぎて居場所がなくなりつつある杯人だよ。
今日も事情聴取……じゃかったお話しよっか。
お話中……
……
花奈「……ありがとう。優しいんだよなー、杯人くん。もう絶対に忘れないよ。」
!? ドキィ!!
……
花奈「私はね……杯人くんが幸せになりますように、って願うよ。」
ドドッドッドドドドキィ!!
な、なんだこの女……やたら私の心を揺さぶってきやがる……
わ、わたしも負けてられません!褒め返して精神的イニシアチブを取り返します!
私「でも今みたいな花奈ちゃんのわかりやすいところは好きだよ。正直っていうか、隠し事ができなさそうっていうか。そういう意味では好感度上がったかもしれないね」(超速早口)
……
私「 そうだな……。誰かを笑顔にできるのは花奈ちゃんの特技じゃないかな。実際、俺は会うたびにかなちゃんに笑顔にしてもらってるし。」(超速早口)
……
……
私「……あれ?私、なにかダメなこと言っちゃったかな?」
花奈「だ、ダメじゃない……むしろ逆だよ。嬉しすぎてびっくりしてどういう顔すればいいか迷子になっただけ。はぁもう……杯人くんってそういうところあるよね。急に私が喜ぶことを真顔で言って驚かすとかさ。心臓に悪いよ。」
ニチャア……
私「はは。ごめんごめん。思ったことを口にしただけなんだけどな。でも、次からは喜びそうなことを言うのは控えるよ。」(超速早口)
(心臓バクバクバクバクバクバクバク)
……
……
……数週間後……
私「今日は何を飲もうかな〜。ビール?ワイン?シャンパン?とりあえずお店に入ろう、GO。」
……
……
!? はっ、私は今何を……?
そ、そうコレはあくまで調査。ミイラ取りがミイラになってはならないんだ……。
そして幾星霜の時が流れた……
……
よよよよよよよよよよし……買うぞ買うからな……
えいっ……
はぁ〜〜〜〜〜〜〜。11万のバッグをついにポチってしまいました……。
……
……え?なんのためって……?
もちろん、私のオキニの花奈にプレゼントするために決まってるじゃないですか。
か、花奈……ももももももももし良かったら……このバッグあげるよ!!君に似合うと思って買ったんだ!
もらって……くれるかな……?
花奈「えっ?これ、前から欲しかったの!ありがとう、本当に嬉しい!」
花奈「私にはもったいない気もするけど、大事にさせてもらうね!」
(心臓バクバクバクバクバクバクバク)
……
私「ちょっと笑 だいぶ酔ってるね、花奈ちゃん。笑」
花奈「……ねえ、杯ちん。私、寂しい。一人ぼっちだから寂しい。」
ちなみに杯ちんとは私のことです。皆さんには言ってなかったのですが、私たちは既にあだ名で呼び合う仲になっちゃってるんです。
何言ってんだよ。私がいるじゃねえか、花奈ちん。
よ〜〜〜〜〜〜し、じゃあ今日は花奈ちんが寂しくならないように、さらに杯ちんが盛り上げちゃうぞ〜〜〜〜〜〜。
まずはツイスターゲームだ!!
右手が黄色ね〜〜〜〜!
その後、左手が赤だよ〜〜〜
ズテーーーーーン!!
あ〜〜〜笑
花奈ちん〜〜〜〜〜〜笑
も〜〜〜〜〜〜〜〜ドジなんだから〜〜〜〜笑(凝視)
次は手押し相撲ね。
ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
わぁっ……!!!ごめんごめん!!
おっぱい触っちゃった!
わざとじゃないよ!!次はマジメにやるから!!
ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
わぁっ!!
ごめんごめん!冗談だって!wwいや、こういうのは2回はやっとかないとダメじゃん?www
次こそはマジメにやるから!!ww
ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
ド〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

あ〜〜〜!大丈夫!?花奈ちん!?
ごめん見るつもりはなかったんだけど……不可抗力で見えちゃったねこれ……
花奈ちん〜〜〜〜そのままチェキ撮るよ〜〜〜〜〜〜
そうそう、良い表情じゃん〜〜〜
花奈ちん!あれやって!ほらあれ!あのおもろいやつ!!wwwひき肉のやつ!!wwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
うひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
た、たのしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
え……
まさかこれを見ているあなた……
まだバニーガーデンに行ったことがない……?
どうして?
こんなに楽しいのに?
何かが始まりそうです……。身を任せますか?
さらに数週間後……
花奈「あのね、実は仲良しさんになった人だけ特別に別のお部屋に案内できるんだけど……」
花奈「個室で2人きりになれるというか……。どうかな?一緒に行ってみる?」
ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!?個室!?
ママママママジ?いくいくいく!!絶対行く!!!
え……?
花奈……
絶対私のこと好きやん……
ききききき今日が勝負だ!!もう今日はシャンパン入れまくろう!!
私「花奈!この店の一番良いやつ持ってきてくれ!!」
花奈「いいの?ありがとう!ボトル取ってくるね!」
……
はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
個室だからこの水玉パンツも独り占めかぁ〜〜〜〜
最高だな。人生って。
花奈「杯ちん、私ってかわいい?」
ん?世界一カワイイよ?
花奈「ね〜杯ちん、私ってかわいい?」
もう〜〜〜〜〜〜〜笑何回言わせるんだよ。このほしがり屋さんめ。笑
宇宙一カワイイよ。花奈。
花奈「じゃあ、杯ちんにも言ってあげる。杯ちん、かっこよくて、優しくて、かっこいいね。」
はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜良かった〜〜〜〜〜〜〜〜。
かっこよくて、優しくて、かっこよくて良かった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
花奈「ねぇねぇ杯ちん……」
花奈「ちょっとあっち行きたい。」
え……?……あっち……って?
花奈「ねぇ、杯ちん、行くよ?」
え、え、え?どこ行くの?花奈?
突然話しかけてくる何か
「何かが始まりそうです……。身を任せますか?」
えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ?
い、い、い、一体何が始まるんです?!
!?
えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!?!?!?!??
ASMRってあの!?
あのASMR!!!?
す、すまんお前ら!
決して裏切るわけじゃないが、ここから先は私しかいけない!!
だってインターネットを通じて配信する行為は禁止となっているから!!
ちょ、ちょっと待って!
ちょっと音量だけ上げさせて!
……
……
……
……
うん、私……
花奈と結婚するわ。
なんか先日、バースデーパーティーに来てほしいって言われたときに気づいたけど……、
誕生日も一緒だったし!!
これもう祝福だろ?
………………
今日はたのしかったよ。そろそろ帰るね……
もうそんな寂しそうな顔するなって笑
次に合う時は私たち2人のWバースデーだろ?笑 ド派手にやろうぜ笑
さてと、今日のお会計は……と……。
……?
……???
……
……
……?????????
?????????????????????????????????????????????
……
……
……
…………よし、
摘発完了。
さようなら。花奈。
たぶん……初恋だった……。
完。